1夫との結婚が偽物だったので、五百億円を相続して御曹司と再婚します
性描写有り
連載中·173話·59.1万字
残酷描写有り暴力描写有り
2結婚記念日に離婚を告げられた私は、植物状態だった御曹司に溺愛されています!?
性描写有り
連載中·42話·8.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
◆毎日0時更新予定。 突然更新できない日もあります。ご了承ください。 ※表紙は現在作成中※ ◆◆◆◆◆ 「陽菜。離婚しよう。」 「……何故?」 葦原竜星と葦原陽菜の八年目の結婚記念日に告げられた【離婚】。 しかし陽菜は知っていた。 異変は七年目の結婚記念日の事。 竜星が早く帰って来られるように、竜星の溜まった仕事を前日に全て処理した陽菜。 そして結婚記念日当日。 陽菜は病院で妊娠を告げられた。 そしてその日、気合をいれて豪華な料理を準備して待っていたが、竜星は帰ってこなかった。 そして陽菜は知る。 竜星はその日、豪華客船を貸し切り、花火を盛大に打ち上げていたという事を。 しかしそれは陽菜の為ではなく、腹違いの妹、朱里の誕生日を祝う為だった。 さらにインフルエンサーだった朱里の投稿には、朱里が妊娠していた事が書かれていた。 陽菜は衝撃を受けたが、すぐに証拠集めをする為に行動を移した。 そしてお腹に宿った新しい命。 一人でも育てようと一年間の出張を口実に、妊娠した事を誰にも告げずに去って行く。 しかし去った先で、社交界で氷の貴公子で有名な「北条帝」の両親に頭を下げられ、期間限定で植物状態の息子と一緒にいてほしいと乞われた。 悩んだ末、その願いを聞き入れる事に……。 そして半年後……その時がきた。 植物状態の北条帝が目覚めたのだ。 「……よう。チンチクリン。夜中に俺を襲っといて気持ちよさそうに眠るなんて、いい度胸しているな。」 帝は出会う度に陽菜に対して口が悪く、貶されてばかりだけれど、なぜか独占欲が強くて……? 一年後、陽菜は子供を産み、竜星の元へと戻る。離婚をする為に。 陽菜は決めていた。 離婚をしてから全てを始める事に。 本来は一人で行うはずだった復讐は帝の協力によりさらにパワーアップする。 「竜星。今幸せ?私はあなたと別れてからが一番幸せな時を過ごしているわ。」
3顔そっくりな双子の姉の代わりに嫁いだら、ヤクザ若頭にバレて逆に毎晩溺愛されて困ってます!
完結済·237話·70.2万字
暴力描写有り
4三年間愛されなかったので身を引こうとしたら、離婚届を見た夫が壊れ始めました
性描写有り
連載中·312話·102万字
残酷描写有り暴力描写有り
結婚して三年――。 夫・湊は、一度も私を愛してくれなかった。 夫婦なのに別々の部屋で暮らし、彼に浮上する女性問題の後始末をするのが私の役目。 どれだけ尽くしても、どれだけ待っても、彼の心は私には向かなかった。 それでも離婚できなかったのは、昔、命を懸けて私を救ってくれた彼を愛していたから。 けれど、その想いも限界だった。 湊の初恋相手・リナが帰国し、彼女の隣で見せる幸せそうな笑顔を目の当たりにした私は、ようやく気づく。 ――私は最初から、この恋の脇役だったのだと。 だから決めた。 もう彼を追いかけるのはやめよう、と。 財産もいらない。 地位もいらない。 ただ、この苦しい結婚生活から解放されたかった。 そうして差し出した離婚届。 当然、彼は喜んで判を押すものだと思っていた。 なのに――。 「本当に俺と離婚する気なのか?」 離婚を望んでいたはずの彼は、なぜか手続きを先延ばしにし、私が他の男性と話すだけで不機嫌になる。 さらには、今まで見向きもしなかったくせに、離れようとする私を必死に引き留め始めて……。 今さら優しくされても遅い。 私はもう、愛されない妻でいることに疲れてしまったのだから。 捨てられるはずだった妻が、自分自身の人生を取り戻そうとした瞬間――。 冷酷だった夫の執着と後悔が始まる。
6死を偽装して消えた私に、財閥の元夫が跪いて復縁を迫ってきます
性描写有り
連載中·46話·8.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
誰もが、鷹野透子を羨んでいた。 日本屈指の財閥・鷹野家。 その御曹司――鷹野瑛琉の妻になったのだから、これ以上ないほど幸せな人生を手に入れたのだ、と。 けれど、瑛琉にとっては違った。 透子は最初から―― 手段を選ばず自分のベッドに潜り込み、妻の座を手に入れた「悪女」でしかなかった。 だから彼は、透子が誰かに傷つけられても、辱められても、ただ冷ややかに見ているだけだった。 彼女がどれほど苦しもうと。 その果てに、大切な家族を失おうと。 瑛琉には、関係のないことだった。 そして絶望の果てに―― 透子の心は、とうとう死んだ。 もう、何もいらない。 愛してほしいとも、信じてほしいとも思わない。 ただ一つ。 離婚してほしい。 それだけを願った透子に、瑛琉は離婚届を顔に叩きつけ、冷たく吐き捨てた。 「離婚したいなら――死ぬしかないな」 だから透子は、その言葉どおりにした。 瑛琉の目の前で海へ身を投げ―― そのまま、遺体すら見つからなかった。 冷徹で、誰にも容赦しないことで知られていた鷹野家の御曹司。 そんな彼の髪は、その夜―― 一夜にして、真っ白になった。 そして世間に向けて、たった一言だけ告げた。 「俺はもう、一生誰とも結婚しない」 ――それから、二年。 重い病に侵された息子を救うため、 死んだはずの透子は、再び瑛琉の前に姿を現す。 目的は、ただ一つ。 瑛琉との間に、もう一人子どもを授かること。 彼が欲しいわけじゃない。 愛してほしいわけでもない。 必要なのは―― 息子を救うために子どもへ受け継がせる、彼の遺伝子だけ。 その事実を知った瑛琉は、目を真っ赤にして透子の前に跪いた。 「頼む……もう一度だけ、俺にチャンスをくれ」 かつてなら、どれほど望んでも得られなかった言葉。 けれど今の透子には、もう何の意味もない。 縋る男を冷たく見下ろしながら、彼女はかつて自分が浴びせられた言葉を、一字一句違えず返した。 「復縁したいなら――死ぬしかないわ」
7元彼の七度目の婚前パーティーが終わる前に、私は彼の兄との婚姻届を提出していました
完結済·30話·7.6万字
藤原祐里恵は、真賀田明郎を五年間待ち続けた。 二十歳の彼が言った。 「卒業したら結婚しよう」 その言葉を信じて、二十五歳になった今も―― 彼はまだ言った。 「もう少し待ってほしい」 祐里恵は、彼のためにすべてを支えてきた。 家族からの重圧も、結婚の準備も、すべて一人で背負った。 けれど明郎がしていたことは―― 夜の街で別の女性を抱き寄せ、キスをすること。 婚前旅行で、別の女と手を繋ぐこと。 そして、彼女が別れを告げても、 「ただの気まぐれだろ」 そう決めつけることだった。 それどころか、最後にはこう言った。 「俺の兄さんに説得してもらえば、考え直すだろ」 祐里恵は泣かなかった。 彼を責めることもしなかった。 ただ、五年間の思い出を消し、彼の部屋の予備鍵を返した。 そして、その夜。 彼女の家の扉を叩いた一人の男がいた。 手には、塩豆大福の箱。 「もし、結婚を取り消す気がないのなら――相手を変えるという選択肢も考えてほしい」 その男は、真賀田明郎の兄だった。 十五年間、彼女を想い続けながら。 彼女の幸せを壊さないよう、ただ遠くから見守ってきた人。 祐里恵が婚姻届に名前を書いた日。 元恋人は軽井沢で、焚き火を囲みながら別の女性と踊っていた。 その頃―― 彼女の新しい夫は、赤く潤んだ瞳で、 人生のすべてをかけて書き続けてきた段取帖に、 彼女の名前を書き込んでいた。
8ベネディツィオーネ・インビジビレ ~見えざる”もの”に祝福を~
連載中·341話·116万字
残酷描写有り暴力描写有り
11偽の令嬢は「面倒な妻」を卒業します~今さら愛しても手遅れです!~
連載中·64話·28.8万字
暴力描写有り性描写有り
夫とその初恋の女に、コンドームを袋いっぱい送りつけた。 30分後、夫から届いたのは謝罪ではなく、200万円。 「暇ならバッグでも買ってこい」 結婚して2年。愛されたくて必死だった私に、夫はいつも「面倒だ」と冷たかった。なのに彼女がねだれば、自らリンゴを摘み、私には見せない笑顔を向ける。 しかも私は、赤ん坊の頃にすり替えられた「偽令嬢」だった。育ての父は財産をすべて奪い、「家のために夫に尽くせ」と命じた。 夫が私と結婚したのも、初恋の女を守るため。 そして見つかった本物の令嬢は――その初恋の女だった! 家族に溺愛される彼女とは逆に、私は「他人の人生を奪った偽物」と罵られた。 彼女のファンに汚物を浴びせられ、亡き養母の墓まで荒らされた。なのに夫は加害者をかばい、 「まだ子供だ。大ごとにするな」 もう、終わりにしよう。 財産を求めず離婚協議書を差し出したのに、夫は「親が認めるまで離婚しない」と拒んだ。 私は秘書を辞め、諦めたドレスデザイナーの夢を追い始めた。 もう夫の愛などいらない。 すると、あれほど無関心だった夫が、今度は私を引き止め始めた。 私が本当に去ると気づいたのだろう。 でも、遅い。 あなたが「面倒な妻」と呼んだ私は、もういない。 今さら愛しても、手遅れよ。
12産後すぐ離婚された私、天才研究者として名門大学に返り咲きます
性描写有り
連載中·92話·33.4万字
残酷描写有り暴力描写有り
妊娠25週。 私は病院で、夫が別の女を大切そうにエスコートしているところを目撃した。 いつも私には冷たい御堂蓮司が、 その子にだけは驚くほど優しい目を向けていた。 しかも彼女は、大きなお腹を抱え、すっかりやつれた私を見て首をかしげた。 「蓮司さん、あのおばさん……知り合い?」 ――私は、まだ24歳だった。 八年間、ずっと彼が好きだった。 彼の隣に立ちたくて必死に勉強して、 ようやく秘書にまでなった。 けれど、思いがけない妊娠をきっかけに結婚した私は、 彼にとって“妻”ではなく、人生の汚点でしかなかった。 帰りの車の中。 彼は何の弁解もせず、ただ一言だけ聞いた。 「子どもの性別は?」 「……女の子」 すると彼は、何でもないことのように告げた。 「産まれたら、離婚しよう」 その瞬間、私はようやく目が覚めた。 もう、この人を追いかけるのはやめよう。 仕事を辞め、スタンフォードへの進学を決め、 出産後は彼の世界から消えるつもりだった。 それなのに―― 五年後。 私が署名済みの離婚届を弁護士に託すと、 かつて誰よりも私との離婚を望んでいたはずの男は、 その紙を机の上に置いたまま、冷たく言い放った。 「離婚したいなら、本人に来させろ」 今さら、どうして――?
13麗子様は好き勝手に生きてやる
連載中·206話·57.7万字
私、幼女になってる!? 気づけば元華族の名家で、日本有数の大企業を経営しているお金持ちの超お嬢様、清涼院麗子に転生してた。これって富と権力と美貌を約束された人生イージーモードってやつじゃない。 やった超ラッキー!……と思ってた時が私にもありましたよ、と。 小学校で出会ったのは、前世で愛読してた少女マンガ『君にジャスミンの花束を』の登場人物達だった!? えっ、待って、私って、ヒロインをイジめて婚約者の御曹司から婚約破棄され家ごと没落させられる悪役お嬢様? そんなのい~や~だ~。 私はあなた達に関わらず恋に友情に青春にと人生を謳歌するから、そっちはそっちで勝手にやってちょうだい。って、どうしてあんた達が絡んでくるのよ! 取り巻きお嬢様、マンガの登場人物、物語に関係ないモブまで私の周りにわらわらと。 私は破滅人生を回避して、好き勝手に生きてやる……はずだったのに、今日もほのぼのコメディ生活を送っております。 (この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません) ※カクヨム、小説家になろう、ラノベストリートにも投稿しております(ネオページで先行投稿しております) ※しばらくの間、連載スピードが落ちると思います(応援してくださる読者のみなさまに、良いご報告ができるよう頑張りたいと思います) ※※※ネオページ連載契約作品※※※
14目覚めたら、そこで茶番が始まっていました。
性描写有り
完結済·22話·4.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
16クズ彼と親友に裏切られ、ワンナイトした冷徹御曹司に「責任を取る」と言われました
連載中·90話·29.6万字
5年間愛した彼氏との結婚を夢見ていた水姫。 しかし彼女を待っていたのは、恋人と親友の裏切りだった。 悲しみで酒に酔った夜、水姫は間違えて別の男の車に乗り込み、そのまま一夜を共にしてしまう。 翌朝、隣にいた男の正体を知って彼女は凍りついた。 ――相手はまさかの、自分の上司・東雲尊。 しかも財力も権力も桁違い、誰もが恐れる冷徹な御曹司だった。 一夜の過ちとして忘れようとする水姫に、尊は平然と告げる。 「責任を取る。俺の妻にならないか?」 彼氏には裏切られ、職場ではデザインをめぐるトラブルに巻き込まれ、おまけに別れたクズ彼は今さら彼女を手放そうとしない。 だが、水姫はもう泣いて耐えるだけの女ではなかった。 裏切りの証拠を握り、卓也とエリカの嘘を暴き、自分を陥れようとする相手には実力で反撃。仕事でも才能を発揮し、自分の人生を取り戻していく。 そしてその隣には、いつしか彼女だけを特別扱いし、全力で守り抜く尊の姿が――。 「俺の妻に手を出すな」 最低な元恋人を捨てたら、なぜかハイスペックすぎる上司から溺愛されることに!? 裏切りから始まる華麗な逆転劇と、冷徹な男の独占欲たっぷりの愛が止まらない、爽快溺愛ラブストーリー。
17裏切られた妻が死を偽って逃げたら、御曹司の夫が後悔で狂い始めた
連載中·15話·4.6万字
これまで乙音は研司を愛し続け、どれほど辛くても、彼のために秘密の結婚を守り抜いてきた。 研司が女優の雪奈を抱き寄せ、新聞の一面を飾ったときも、写真を削除し、記事をもみ消した。 耐え続けていれば、いつか彼が振り向いてくれると信じていた。 しかし、あの交通事故の日。 研司が守ったのは血まみれで倒れた妻ではなく、雪奈だった。 大出血している乙音を見捨て、雪奈を連れてその場を去ったのだ。 その夜、乙音が病院で一人目を覚ますと、医師から一枚のエコー写真を渡された。 「お子さんは助かりませんでした。それに、今後妊娠するのも難しいでしょう」 お腹の中にいた子の遺灰を抱きしめ、乙音の心は完全に死んだ。 三日後、退院した彼女は誰にも知られないよう五十嵐家へ連絡を取り、実の家族の元へ帰ると決めた。 数日後、海上でヨットが爆発した。 海面に漂っていたのは、無残に引き裂かれた衣服の切れ端。 歯科記録も一致し、乙音は死亡したと判断された。 妻の死を知らされた研司は衝動のまま海へ飛び込み、彼女を捜して意識を失うまで海中を探し続けた。 さらに葬儀場では、祭壇をひっくり返し、泣き叫びながら暴れ回る。 誰もが口をそろえた。 研司は完全に狂ってしまったのだと。 それから一年。 五十嵐家の令嬢が仮面舞踏会に姿を現した。 研司は別の女性を連れて会場の中央で踊っていたが、ステージの中央に立つ女性が仮面を外した瞬間、凍りついた。 その顔は死んだはずの妻とまったく同じだった。 研司は彼女を追いかけ、車の前に立ちはだかる。 「君はいったい誰なんだ?」 女はただ彼を見下ろした。 「どなたかと人違いをしていませんか?小宮山さん」
18結婚前夜、婚約者に極道ボスに差し出された!? 体を奪われる前に、心が先に奪われた!
性描写有り
完結済·448話·124万字
残酷描写有り暴力描写有り
堀奈々未は最愛の男、田沼南との結婚を心から楽しみにしていた。 しかし、結婚式の直前、南は自分の愛人を助けるため、奈々未を闇組織のボス――榊原久司(さかきばらひさし)に差し出した。その一夜、奈々未は深い絶望に沈み、南への気持ちは一瞬で冷めてしまった。 「南、もう私は汚れてしまった。」奈々未は涙をこらえ、震える声でそう言った。 立ち尽くす南の目に、乱れた服、崩れた髪、そして首に残るキスマークが映る。 「大丈夫だ。他の男と一夜を共にしたとしても、必ず君を妻にする」南は笑みを浮かべながら手を差し出した。しかし、奈々未の目に浮かぶ涙には、もはや愛を感じることはなかった。 奈々未は結婚式をキャンセルし、彼との関係を完全に断つ決意を固めた。周りの人々は「金持ちの南を捨てるなんて愚かだ」と非難したが、南は彼女が必ず戻ってくると信じて疑わなかった。 しかし、気づけば、奈々未はすでに極道のボスに溺愛されていた!高級オートクチュールのウェディングドレスを纏い、久司の隣で幸せそうに微笑む奈々未は、南にとって手の届かない存在となっていた。 南がその事実を後悔し、膝をついて必死に彼女を引き戻そうとしても、奈々未の心はすでに彼の元には戻ることはなかった…。 *この物語は完全にフィクションです。登場人物や地名などは全て架空のものであり、実在の人物や団体、場所などとは一切関係ありません。
20浮気されて離婚した私、覆面歌手として声で立ち上がります
連載中·124話·27.6万字
性描写有り
――その声を拾ったのは、一人の大人だった。 銀川グループ次期社長・銀川秀一(ぎんかわ しゅういち)と結婚した麻里亜(まりあ)は、常に「ふさわしい見た目」を求められ、自分の思いは後回しにしてきた。見た目、振る舞い、立場――すべては“誰かにどう見られるか”のため。 だが、夫の不倫をきっかけに離婚。肩書きも居場所も失った彼女は、誰かに見られることが前提の人生の中で、行き場を見失っていた。 そんな麻里亜を導いたのは、音楽プロデューサー・音咲凛太朗(おとざき りんたろう)との出会いだった。 彼から告げられた――「声だけは奪われない」という言葉が、麻里亜の背中を押す。 顔も名前も伏せ、覆面歌手・LINOとして配信を始めた彼女は、飾らない歌声で少しずつ支持を集めていく。 見た目ではなく、“声そのもの”が評価される場所で、麻里亜は初めて自分として立てていると感じていた。 しかし注目が集まるにつれ、彼女の過去を暴こうとする動きが現れる。元夫側から流された歪んだ記事は、麻里亜を「夢を優先して家庭を壊した女」として世間に印象づけていく。 沈黙を選べば守れるものもある――それでも彼女は、再び誰かの物語に利用されることを拒んだ。 やがて銀川グループ創業記念パーティに、LINOとして呼ばれた麻里亜。 覆面のまま歌声を響かせながら、彼女は逆転の一歩を踏み出す。 誰かに見せるための人生ではなく、 自分の声で生き直すために。 これは、見られるために生きてきた女性が、見た目を脱ぎ捨て、“聴かれる存在”として再生する物語。 声ひとつで人生の主役に立ち直る、静かな逆転劇。 だが逆転は終わりではない。 注目と期待、そして音咲との距離が、彼女の新たな選択を試していく。 ※月水金の夕方18時頃更新しています。 ※本作品の無断転載・無断使用・AI学習を禁止します。 著作権は作者に帰属します。
21元婚約者に捨てられたのに、翌日には財閥御曹司の花嫁に!?
完結済·223話·58.2万字
性描写有り
霧島誠司と出会って24年、交際して8年。 小早川美月は、彼こそが“たった一人の相手”だと信じていた。 けれど―― 幼なじみとの積み重ねた時間は、突然現れた「運命の人」には勝てなかった。 つらいときほど、霧島は何度も美月を置き去りにした。 結婚式を間近に控えたある日もそうだった。 ウェディングドレスの試着中、美月をひとり残して、彼は“あの人”のもとへ向かった。 高熱に苦しむ彼女へ、電話越しに冷たく放たれた言葉―― 「薬でも飲んで寝とけよ」 その背後から聞こえた甘い声――「誠司、お風呂入ったよ〜」 その瞬間、美月の中で、何かが音を立てて崩れた。 積もり積もった想いは、とうとう限界を超える。 「……婚約、解消させていただきます」 そう告げた彼女に対し、霧島は笑って言った。 「また拗ねてるだけだろ? どうせ冷静になったら戻ってくるって」 なにせ、小早川美月が霧島誠司を“好きすぎる”ことは、誰もが知っていたから。 彼女が本気で去るなんて、誰ひとり思っていなかった。 ――けれど。 数日後、美月は静かに、ある財閥の御曹司と婚姻届を提出していた。 そしてその後。 霧島は彼女の足元にひざまずき、必死に縋る。 「……悪かった。戻ってきてくれ。胃が痛くて、眠れないんだ。頼む、もう一度だけ……」 返事をしようとした美月の腰に、背後からそっと回される腕。 「――俺の妻に、勝手に触るな」 凍るような低い声に、霧島が顔を上げる。 目の前には、美月を抱き寄せたままの御曹司。 「スカートに汚い手をかけないでいただけますか。……不快です。お引き取りを」 そうして、美月は裏切られた過去を超えて、“本当にそばにいてくれる人”と出会ったのだった。
22転生したら嫌われ者の悪役令嬢でしたが、前世で倒したドラゴンが守護精霊になってついてきたので無敵なようです
完結済·146話·35.7万字
 完結しました。  ここは精霊と人間が共存する世界。 精霊達は気に入った人間の守護精霊となり、その人間は魔法の力を使う事が出来た。  そして、それが当たり前となったこの世界で、公爵令嬢のフィレンツェアは守護精霊がいない“加護無し”として差別されていた。  第ニ王子の婚約者ではあるが、血筋の良さと財力で無理矢理婚約者の座を勝ち取った悪役令嬢として学園では嫌われ、両親からも暴力的な虐待こそされていないがどこか一線を引かれている。  そんな生活に疲れを感じていた頃、誰かの手によって湖に突き落とされたフィレンツェアは死を覚悟したのだが────。  前世の記憶を思い出した事によって、フィレンツェアの人生は変化することになる。  実はこの世界は神様が作った未完成の乙女ゲームの世界で、フィレンツェアは断罪される運命の待つ嫌われ者の悪役令嬢であったのだ。  前世が『竜殺し』の異名を持つ聖女で、神様のお茶飲み友達だった事も思い出したフィレンツェアは悲観する事をやめたのだが……なんと聖女時代に倒したドラゴンがついてきて守護精霊になると言い出し……?!  出来れば断罪は回避しつつ、王子とも婚約破棄したい!攻略対象者達に関わらずにゆったりスローライフな生活は手に入れることが出来るのか……。  悪役令嬢の運命回避作戦が始まるのであった。
23その婚約破棄は誰のため?
連載中·41話·10.1万字
【ネオ書きコン3 1次選考通過作品】 『専属侍女は見た!~貴族子女の集まる学園で繰り広げられる婚約破棄の裏に隠された秘密!』 私、シーナ・サウスが愛してやまないご主人マリーン・アトランテ様は才色兼備で人当たりも良い完璧令嬢。ですが、マリーン様もまだまだ未熟な恋に恋する15歳。女生徒達を食い物にしている教師レッド・ブラックシーに騙され付き合っております。私とても心配です。 そんな折、お嬢様と第二王子ヴァルト殿下の婚約が決まりました。これでレッドと別れてくれるでしょう。私はホッと胸をなでおろしました。 ところが、間もなくして殿下が浮気をなさっているとの噂を耳にしました。そこで私はお嬢様の身を案じて学園へ潜入したのですが、なんと男達がお嬢様を取り囲む断罪劇が繰り広げられていたのです! 殿下達の側近、お嬢様の想い人レッド・ブラックシー、そして、自らをヒロインと名乗るピスカ・シーホワイト達がお嬢様一人を責め立てる。 もう我慢なりません! 私の拳でお嬢様に仇なす貴様らを粉砕する!――と思ったのですが、お嬢様とヴァルト殿下の様子がどうにも変で…… この度、「ネオ書きコン3 1次選考」を通過しました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。拙著をお読みくださりありがとうございます。最終選考へ向けて頑張って執筆していきますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。
24極道若様に買われた花嫁は、今日も逃亡中 ~婚約者に売られたはずなのに、なぜか溺愛されています~
性描写有り
連載中·121話·39.9万字
残酷描写有り暴力描写有り
結婚式まで、あと三日。 私は婚約者・江藤澄江(えとう すみえ)に、一千万ドルで売られた。 行き先は、東南アジアにある詐欺組織の拠点。 目を覚ました時、私は薄いチュールドレスを着せられ、鉄の檻の中に閉じ込められていた。 頭上から降り注ぐスポットライト。 客席には、仮面をつけた富豪たちが並んでいる。 そして、最高額で私を買った男―― 黒瀬悟(くろせ さとる)。 アジア最大級の極道組織、その若様。 人を殺すことに一切のためらいがない。 感情の起伏が激しく、危険な男だという噂もある。 それなのに――彼は極度の潔癖症で、これまで女には一切興味を示さなかった。 そんな男が、私を檻から連れ出した。 そして、城の奥にある寝室へと連れていく。 「白石澪(しらいし みお)。お前が逃げるなら、俺が必ず捕まえる。」 私は彼を憎んだ。 私を閉じ込めたこと。 私から自由を奪ったこと。 そして、何度も理性を失う夜の中で、心より先に身体が彼を求めてしまう自分自身を。 だが、逃げ帰った私を待っていたのは―― 私を売った江藤澄江が、その金で人生を立て直し、妊娠した愛人を抱えながら、ネット上で「妻を探す愛の物語」を演じている姿だった。 その時、黒瀬悟は私に告げた。 「復讐したいなら、力を貸す」 「ただし、条件がある」 「お前という存在も」 「お前の命も」 「これからのすべてを――俺に預けろ」 私は契約した。 復讐のために。 けれど、彼の子を宿した時、一人の女が現れた。 そして私は気づく。 いつの間にか、自分が最も憎んでいた存在になっていたことに。 だから、私はもう一度逃げた。 もう二度と、彼に会わないつもりだった。 ――そのはずだった。 血まみれになった黒瀬悟が、私の前に現れる。 「澪、婚約は破棄した」 「今、すべての敵が俺の命を狙っている」 「だが、死ぬことなんて怖くない」 「俺は何もいらない」 「欲しいのは――お前だけだ」 籠の中の鳥のように私を閉じ込めた悪魔が 今度は赤く潤んだ瞳で跪き、私に縋ってくる。 これは救いなのか。 それとも―― さらに深い、愛という名の奈落なのか。
25三年間、良妻を演じてきましたが、もうやめます
連載中·157話·55.4万字
「ごめんなさい。もう、“あなたを愛してる妻”は演じられないの」 千晴が「人の恋人を奪った女」としてSNSを炎上させていたその頃、夫の凌平は空港へ向かっていた。 ――かつて愛した、初恋の女性を迎えに行くために。 結婚して三年。 凌平は一度たりとも、千晴を妻として公にしようとはしなかった。 彼が千晴と結婚した理由も、ただひとつ。 ――彼女なら、“良き妻”を完璧に演じられるから。 離婚するその日まで、誰もが信じて疑わなかった。 千晴は凌平をどうしようもないほど愛している、と。 どれだけ傷つけられても。 どれだけ冷たくされ、蔑ろにされても。 彼女だけは決して、凌平のもとを離れないのだと。 「千晴さん、怒ってるんじゃない?」 「まさか。あいつは物分かりがいいから」 「でも、離婚したがってるって……」 「ありえない。ただの駆け引きだろ」 ――凌平自身も、そう思っていた。 だからこそ。 千晴が何の未練も見せず彼に背を向け、華やかな芸能界へと戻っていったとき、凌平は初めて言葉を失った。 やがて千晴は、誰よりも眩しくスポットライトを浴び、誰もが憧れる存在へと返り咲く。 その姿を見て、凌平はようやく思い知った。 彼女はずっと、愛される人だった。 世界中が彼女を愛している。 ――彼女にふさわしくなかったのは、自分のほうだったのだ。 失って初めて愛に気づいた凌平は、千晴の前で片膝をつき、もう一度プロポーズする。 けれど千晴は、ただ美しく微笑んだ。 「ごめんなさい。もう、“あなたを愛してる妻”は演じられないの」
27乙女ゲーム世界に転生したので最推しカップルの恋の行方を見守りたい! ~恋愛傍観者シャレア~
連載中·158話·40.4万字
残酷描写有り暴力描写有り
子爵令嬢シャレア・アルカポーネは、転生者である。前世は日本の女子大生。就職活動中に不慮の事故に巻き込まれ、かつて散々周回プレイしていた乙女恋愛ゲーム「ロマンスは星のきらめき」に酷似した世界へと転生を果たした。そのゲームは、近世ヨーロッパ風の文明をベースとする剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、耽美系男子が多数登場し、選択肢により様々なルートへ分岐する恋愛ストーリー。基本の恋愛AVG要素に加えて、RPG、SLGの要素もあり、剣と魔法による戦闘、国家同士の戦争、魔王との戦いなどがメインストーリーに盛り込まれている。そんなゲーム内において、シャレア・アルカポーネは、メインストーリーには一切影響を与えない、名有りのモブキャラクターでしかなかった。転生した彼女にとって、シャレアの設定は好都合だった。彼女は前世から――「ロマ星」のメインストーリーに思い入れはあるものの、主役は他人にやってもらい、自分は気楽な第三者として「推しキャラ」「推しカップル」を応援するのが理想という、ミーハー気質だったからである。モブ転生という境遇を幸いに、嬉々として「推し」たちの応援へ邁進しようとするシャレア。しかし、シャレアは思い出す。よりによってシャレアの「最推し」カップルは、ゲーム内のいかなるルートを辿ろうと、必ず悲劇に見舞われ、決して結ばれることのない運命だったことを。せっかく転生したこの世界。できうるなら、彼らの悲劇を回避し、ゲームではありえなかった幸福な未来を「最推し」たちにもたらしたい――。そのためにシャレアが思いついた方法は。 「わたしが強くなって、こっそり全部解決しちゃえばいいんじゃないかな?」 そうして、持ち前の行動力と、前世で培ったゲーム知識を駆使し、地上最強の魔力と戦闘力を身につけたシャレアは、王国狭しと暗躍を開始する。すべては「最推し」たちの幸せな未来のために。
29「家にいるだけ」と言われた妻が、自分の名前で評価されるまで
連載中·29話·3.9万字
30婚約破棄された武神令嬢は小説家を夢見る
性描写有り
完結済·102話·33.5万字
残酷描写有り暴力描写有り
32裏切られて離婚したのに、元夫が執着してきた——#元社長夫人、息子だけ連れて逃走中
連載中·175話·51.5万字
桑野綾香は、夫・西浦俊行と子どもを授かって結婚したが、妊娠七か月のある日、夫が初恋・栗原霜子と産婦人科から出てくるのを目撃してしまう。 看護師たちの囁き――「激しい性交で裂傷したらしい…」 私と、結婚以来、一度もしてなかったのに…… 離婚を切り出すと、俊行は冷笑を浮かべて言った。 「また何を企んでいる?」 出産当日、綾香が大量出血する時、俊行はあの女の誕生日を祝っていた。 綾香は息子を隠し、離婚届にサインさせて、そのまま姿を消す―― やがてSNSでは世界中が騒然となる。 #西浦社長がフラれ、元社長夫人が息子を連れて逃走# 俊行は狂ったように彼女を探すが、目の前に立ちはだかるのは小さな男の子。 その顔は、まるで自分のコピーのようで―― 「……綾香、それ、俺の子か?」 「もう離婚したのよ。今更聞くなんて、滑稽じゃない?」 「じゃあ、やり直そう、復縁だ」 「西浦社長」と彼女は微笑みながら一歩下がる。 「順番待ちの人が多いから、まず番号札を取ってね」 その瞬間、俊行は背後から彼女を抱きしめ、声を震わせる。 「ごめん、綾香。これからは家のこと、全部あなたに任せる。順番、飛ばさせてくれないか?」 ――余生をかけて、二度と彼女に辛い思いをさせないと誓った。
34あなたのお嫁さんになりたいです!
連載中·183話·41.9万字
――その令嬢、腹黒につき! 侯爵令嬢ウェルシェ・グロラッハ。彼女は妖精のように儚げな美少女……見た目だけは。その可憐な外見に反し、中身は利益重視の恋愛音痴な残念腹黒令嬢だった! 一方、純情王子エーリックはウェルシェの外見に騙され一目ぼれ。二人の婚約は互いの思いが一致した婚約であったのだが……学園に入学したウェルシェに横恋慕する男子生徒が続出! しかも、転生ヒロインや悪役令嬢、攻略対象などなど二人の婚約を引き裂こうとする者達まで続々登場! だけど、そんな妨害なんのその。ウェルシェは猫かぶりとイタズラ心を武器に周りの者達を振り回し己の欲望に突き進む! だって、ウェルシェは富と権力をもたらしてくれる――「あなたのお嫁さんになりたいです!」 ――これは、乙女ゲームに転生したヒロインと転生悪役令嬢の物語……ではなく、その争いの煽りを食らった最凶腹黒可愛い令嬢ウェルシェと頑張る純情王子エーリックのドタバタ痛快ラブコメディ。 【第1回「ネオページ・サポート・プログラム」(NSP01)金賞受賞作】 ※小説家になろう、カクヨムなどにも連載しております。 この度、第1回「ネオページ・サポート・プログラム」(NSP)賞で金賞を受賞しました。 これもひとえに皆様の応援のおかげです。拙著をお読みくださりありがとうございます。
35離婚したら、元夫が執着系ストーカー化しました
性描写有り
完結済·120話·34.2万字
残酷描写有り暴力描写有り
「――離婚してくれ」 その一言で、七年の結婚生活は崩れ落ちた。 月島結月は、記憶を失った夫・月島光帆を支え続けてきた。事故後の彼を看病し、月島家の妻として完璧に振る舞い、すべてを捧げてきたはずだった。だが病院の救急フロアで彼女が見たのは、別の女・陽菜とその子どもを必死に守る夫の姿だった。 「君の血が必要だ。彼女を助けてくれ」 その言葉で、結月はすべてを悟る。自分は愛されてなどいなかった。ただ都合よく使われていただけだったのだ。 「……そう。なら離婚しましょう」 静かな宣告とともに、物語は崩壊と逆転へ動き出す。 翌日から月島家は彼女を排除しようと動き、光帆は執着と支配欲を剥き出しにして結月を縛ろうとする。さらに陽菜の存在が、七年前の事故と“失われた記憶”の裏に隠された真実を暴いていく。 なぜ彼は記憶を失ったのか。なぜ彼女だけが妻だったのか。そして、すべては誰の仕組んだ罠なのか。 追い詰められた結月の前に現れたのは、かつて彼女の人生から消えた男・安藤悠生だった。 「今度こそ、君を守る」 彼の登場で、月島家の支配構造は崩れ始める。偽りの婚姻、隠された契約、歪んだ愛情が次々と暴かれていく。 捨てられた妻はもう泣かない。 愛に裏切られた女は、今度は“選ぶ側”として立ち上がる。 裏切りと復讐、そして救済が交錯する中、最後に勝つのは愛か、それとも真実か――。
41月獣の娘〜呪われた少女を救うため、少年達は古代中国の幻想世界を巡る〜
連載中·170話·22.2万字
残酷描写有り暴力描写有り
呪いで獣へと堕ちていく少女メイを救うため、 幼馴染の少年ショウは“人外バディ”となった彼女と共に旅へ出る。 二人が踏み込むのは、 神仙・霊獣・呪術がうごめく中華幻想世界。 旅の仲間は、 宝剣を操る将軍の娘・白蓮、 毒針と蠱術を操る巫女インリン、 狼兜を被った豪腕の青年ランガ、 そして怒りによって巨大霊獣へと変貌する相棒・焰霄。 さらに、 彼らに救われた“龍神・応龍の化身”東王公が空を駆け、 彼らの運命を導いていく。 呪い・絆・青春が交わる中、 少年少女は宿命に抗い、世界の闇へ挑む。 主な登場人物 ショウ: 主人公。大好きな幼馴染のメイを助けるために勇気を持って旅に出る若者。 メイ: ヒロイン。呪いのせいで体の一部が動物のようになってしまう。ショウとの旅を通して、彼への愛情が深まる。 白蓮《びゃくれん》: 北東の地、強国 辛《しん》から来たショウとメイより少し年上の少女。 殷靈《インリン》: 南方の少数部族出身の蠱術の巫女。 霊獣を一撃で仕留めるほどの実力者。 メイの魔獣化を危険視し、次に会う時は敵になると宣言して姿を消す。 嵐牙《ランガ》: 狼兜を被り筋骨隆々な若き青年。 株で素顔を見せないストイックな性格。 焰霄《エンショウ》: 関西弁を話す小さな野狐。飼い主の嵐牙といつも行動を共にしている。 東王公: 仙神の一人。 爽やかなイケメン青年。 トカゲの姿でいるときに、崩落の土砂で土に埋もれ動けなくなっていたところをショウに助けられる。 ※補足 半妖について: この物語では、呪いのせいで体の一部が動物に変わることを指します。 白蓮の父: 司馬惜《しばさく》は、北東にある強国、辛《しん》の王様に仕えています。 ショウとメイの旅にも深く関わってきます。 キャラクターイラスト等 ↓ https://note.com/buzenguy/n/n29e47a8307bb (月〜土)毎日am※21:00更新 ※月曜日だけはam0:00 掲載スケジュールはあくまで現在の予定です。 諸事情により更新日を変更する可能性があります。 第二編までは星夏のオムニバス章原作と基本同じですが、ところどころ未公開だった部分を追加するなど改稿しています。
42【回帰・ざまぁ】 死の間際に「冷徹な超大物財閥」が私を一生狂愛していたと知りました!
連載中·205話·62.8万字
いつもお読みいただきありがとうございます。こちらの作品は26日に有料配信となります。これからもどうぞよろしくお願いします。 【回帰・ざまぁ・溺愛・勘違い・復讐・冷徹エリート・実は執着愛】 「来世では、必ずお前を護り抜く」 クズな婚約者とその愛人に嵌められ、惨めな死を迎えた新谷茉優。 命が消えゆくその瞬間、彼女が知ったのは衝撃の真実だった。 ずっと冷徹だと思っていた神谷琉生こそが、かつて自分を救ってくれた本当の恩人だったのだ。 十数年も彼女を探し続け、陰ながら一生を捧げて守り抜いてくれた彼。 茉優の墓前で、彼は血の涙を流しながらそう誓っていた――。 激しい悔恨と憎悪を抱いたまま、茉優は奇跡的に過去へと目を覚ます。 (もう、あいつらの思い通りにはさせない――!) 目覚めた茉優は即座に婚約を破棄! クズ男を叩き斬り、偽善者女の仮面を暴き、前世では諦めていた自身の会社をビジネス界のトップへと押し上げていく。 そして、前世でさんざん冷たく当たってしまった、あの孤高の財閥御曹司・琉生のもとへ。 今度は彼女から、真っ直ぐに飛び込んでいく――! 「琉生、私……あなたの子どもを産みたい」 その瞬間、男の瞳に暗い情熱が灯る。 彼女を壊れ物を扱うように、だけど強く抱きしめ、熱い吐息とともに囁いた。 「……その言葉、嘘だと言ってももう逃さないからな」
43始まりは偽装デキ婚から
連載中·31話·8.5万字
残酷描写有り
シュタインベルク王国の三大公爵家に数えられるコーブルク家の嫡男ルドルフが結婚直前に侍女と心中してしまった。後に残されたのは身重の婚約者ゾフィー。実は彼女は婚約破棄も考えられるほど婚約者と仲が悪化していたのに父親の圧力に負けて婚約者に媚薬を盛って関係を持ったのだった。ゾフィーとルドルフの両親達は、悲しみにくれるゾフィーの意思はそっちのけで、彼女のお腹が大きくなる前に公爵家の新たな後継ぎと結婚させて子供の父親となってもらおうと奔走するが、その過程で様々な試練がゾフィーと新しい婚約者に降りかかる。 最初9話ぐらいまでは暗い展開ですが、途中から微甘な恋愛モードでハッピーエンドはお約束です。 R15シーンのある話のタイトルには*をつけています。 処女作品ですので、色々不備な点があるかと思いますが、大きな目で見ていただけるとうれしいです。 他サイトにも投稿しています。 本編の次に本作で不幸になってしまった2人の登場人物の救済スピンオフ『転生令嬢は前世の心中相手に囚われたくない!』も投稿しています。章のタイトルが20字以内に収まらなかったので、タイトルを「転生令嬢と前世の心中相手」としています。 他のスピンオフとして本作ヒーローのラルフの兄の結婚話『幼馴染が元婚約者の出戻り修道女を迎えに来ました』も別作品として投稿しています: https://www.neopage.com/book/30562242211504000
44元シスター、悪役令嬢に転生したので修道院行きを目指したら、俺様侯爵様に溺愛されました
完結済·114話·30.4万字
突然、乙女ゲーム『救国の花乙女』の悪役令嬢オリアーヌ・カスタニエ公爵令嬢に転生するも、婚約者であるエミリアン・ホス・レムリー第一王子から婚約破棄を言い渡された直後だった。その傍らにはヒロインのシルヴィ・アペール男爵令嬢の姿が見える。どうやら悪役令嬢が断罪されるという、最悪の場面に転生してしまったらしい。その状況に混乱したまま、何もできずに、オリアーヌは断罪された挙げ句、毒殺された。 その直後、ゲーム序盤のイベント、ヒロインとの初の邂逅場面まで戻される。前世がシスターであるオリアーヌは、神様が与えてくれたチャンスだと思い、悪役令嬢にならない人生を送ることを決意するのであった。 けれどシルヴィは、よほどオリアーヌを悪役令嬢に仕立てたいのか、教科書を隠されたなどの罠を仕掛けてくる。それを助けてくれたのは、エミリアン王子ではなく、もう一人の攻略対象者である歴史の教師アンスガー・ミュンヒ侯爵だった。さらに彼から助言を受けて、オリアーヌはエミリアン王子との婚約を解消して修道院への追放ルートを目指すことにする。だが、それを阻むのもまた、アンスガーだった。 彼は歴史の意義に同意するオリアーヌを気に入り、さらに「俺の女になれ」と迫る。しかもアンスガーはエミリアン王子との婚約解消を手伝ってくれるという。 エミリアン王子との婚約は、王権派と貴族派のかけ橋の役割をしているため、オリアーヌの一存だけでは解消できない。アンスガーの力を借りるのは必須だった。 けれどオリアーヌは前世がシスターであるため、修道院行きを諦めきれない。だが、婚約解消をしなければ、死に戻る前と同じ結末が待ち受けている。 決断を迫られている中も、シルヴィはオリアーヌへの攻撃の手を休めない。その度に助けてくれるアンスガーに、オリアーヌは次第に傾いていく。 揺れ動きながらも、オリアーヌは無事にシスターになれるのか、それともアンスガーの元に嫁ぐことになるのか。 ネオページ契約作品です。
45クズ男を一途にさせたら、愛が重すぎました
連載中·81話·32.5万字
暴力描写有り性描写有り
結婚四年目の誕生日。 樗木結衣が目にしたのは、夫・奏多が若い女を優しく抱き上げる姿だった。 仕事では共に巨大企業を支え、家では完璧な妻として彼を支えてきた。 どれだけ冷たくされても、いつか振り向いてくれると信じていた。 けれど――もう、疲れた。 「財産と株を半分くれるなら、あなたを自由にしてあげる」 初めて離婚を切り出した結衣に、奏多は冷たく言い放つ。 「俺たちは離婚できない」 愛なんて必要ない。 子供さえできれば、夫婦はこのままでいい。 彼は知らなかった。 かつて結衣が奏多を庇って負った傷のせいで、彼女がもう子供を望めない身体になっていたことを。 そして結衣が本当に会社を辞め、指輪を外し、離婚調停を申し立てた瞬間―― 今まで一度も妻を追わなかった男の余裕が、初めて崩れ始める。 離婚を担当する親友の敏腕弁護士は、傷ついた結衣に静かに惹かれ始め、奏多の胸には抑えきれない独占欲が芽生えていく。 さらに、結衣の身体に残る“小さな赤い痣”が、二十年以上前に消えた名家の令嬢へと繋がって――? 「もう戻らない」と決めた妻と、失って初めてその存在の重さを知った夫。 愛していないはずだった。 なのに、なぜ他の男に触れられるだけで、こんなにも許せない――? 離婚から始まる、財閥夫婦の執着×逆転ラブストーリー。
46愛想を尽かして離婚したら、冷徹な白石社長が今さら必死です
連載中·100話·30万字
50遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と『戦時の青春』と『初デート』と
性描写有り
連載中·22話·12.9万字
残酷描写有り暴力描写有り
騒がしい日常の先で、青春は歴史と出会う。 『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い』第八部 不思議な力「法術」が存在する惑星・遼州。司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』で働く青年・神前誠は、大きな可能性を秘めながらも、自分に自信を持てずにいる不器用な新人隊員だった。そんな彼を待っていたのは、想像していた公務員生活とはまるで違う毎日だった。 個性的で行動力抜群の西園寺かなめ、生真面目で何事にも全力な小隊長カウラ、陽気で自由奔放な艦長アメリア、名門出身で自信に満ちた日野かえで、そして彼女を支える渡辺リン。誠は強烈な個性を持つ仲間たちに囲まれ、仕事から私生活まで振り回されていく。さらに、初めてのデートをきっかけに彼女たちとの関係にも変化が訪れ、恋愛経験に乏しい誠の青春は思いもよらない方向へ転がり始める。 しかし、笑いの絶えない『特殊な部隊』の日常の向こうでは、遼州の未来を左右しかねない事件が静かに動き始めていた。過去に大きな混乱をもたらした勢力の影、誠の前に現れる謎めいた人物、そして彼自身も知らなかった家族の過去。何気なく暮らしていた青年は、自分が遼州の長い歴史と深く結びついていることを少しずつ知っていく。 大きな力を持つことは、本当に幸せなのか。過去から受け継いだものと、これから自分で選ぶ未来は同じなのか。さまざまな人生を歩んできた仲間たちと過ごす中で、誠は自分なりの答えを探し始める。 仕事では重大事件、日常では仲間たちの大騒ぎ、そして少しずつ動き始める恋心。笑っていた次の瞬間には歴史の重さと向き合うことになる――これは『特殊な部隊』の仲間たちが織りなす、SF群像劇と青春ラブコメが交差する物語。
51誕生日の夜、元彼は五千万円の借金の代わりに私を差し出した。だが関西一の財閥御曹司は三千万円と最高の結婚式で迎えた
完結済·30話·7.1万字
二十七歳の誕生日。 桑原汐里は、恋人の岡崎燎に目隠しをされた。 「サプライズがある」 そう言われ、彼女は何も疑わなかった。 連れて行かれた先は、ホテルのスイートルーム。 そこで長い時間、彼を待ち続けた。 けれど、現れたのは―― 知らない男だった。 遠野澄人。 しかし彼は汐里に触れなかった。 代わりに、一つの動画を見せた。 動画の中。 岡崎は麻雀卓の前に座り、賭けの書類に彼女の名前を書いていた。 「俺に勝ったら、こいつは好きにしていい」 彼女を“差し出す”ことで。 五千万円の借金を帳消しにするために。 誰かが尋ねた。 「じゃあ、白石芽依は?」 岡崎は椅子を蹴り倒し、怒鳴った。 「芽依は俺の心の中で唯一真っ白な百合なんだ」 「もしあいつに触れたら、指を全部切り落とす」 彼は汐里を賭けの駒にはできる。 でも、その女の髪一本には触れさせない。 六年間。 汐里は彼の命を救うため、一日に三つの仕事を掛け持ちした。 彼のために取引先を増やそうと、接待の席で酒を飲まされ、吐血するほど苦しんだ。 それでも、それが愛なのだと思っていた。 けれど。 宝石店で見つけてしまった。 一千万円の真珠のネックレス。 留め具には、白百合の彫刻が刻まれていた。 そして見てしまった。 彼が自分を突き飛ばした時、守っていたのは別の女性だった。 「どうせもう汚れてるんだ」 「今さら一回増えたところで問題ないだろ」 その夜。 汐里は一人で商店街を歩いた。 たこ焼きを一箱買い、泣きながら食べた。 その時。 誰かの手が、彼女の手から箱を取り上げた。 「無理して食べるなよ」 目の前に立っていたのは、遠野澄人だった。 かつて彼は、大学時代に彼女を助けてくれた不良のリーダー。 誰も近づこうとしなかった、危険な男。 「誕生日の夜」 「君は俺の彼女になるって約束しただろ」 「俺が彼女に会いに来るのは、そんなにおかしいか?」 汐里は知らなかった。 この日を迎えるために。 彼は八年間も待ち続けていたことを。
52九条さん、新婚早々、溺愛が過ぎます!
連載中·89話·28.7万字
性描写有り
53婚約者に裏切られたので、植物状態の叔父と結婚したら、昏睡のはずの夫に溺愛されています
完結済·101話·29.2万字
「彼女と結婚するのは、ただの隠れ蓑だ」 婚約披露宴の最中、悠花は婚約者・桐山修司が家政婦の娘である伊尾羽衣を抱き寄せながらそう言い放つ姿を目撃してしまう。 長年捧げてきた想いは、すべて思い違いだった。 泣きわめく代わりに、悠花は壇上へと歩み出た。 そして、皆の前で宣言する。 ――私が結婚するのは、修司ではありません。相手は修司の叔父であり、桐山家当主の桐山直紀。 だが彼は現在、事故によって意識不明のまま眠り続ける“植物状態”の男だった。 誰もが悠花を正気ではないと思った。 生きたまま未亡人になるようなものだと。 けれど誰も知らない。 結婚後、屋敷で直紀の世話をしていたある夜――。 彼女の指先が触れた瞬間、眠り続けるはずの男の指がわずかに動き、頬が赤く染まったことを。 そしてもう一つの秘密を。桐山直紀は、本当は眠ってなどいない。 やがて修司は過ちに気づき、悠花のもとへ戻ってくる。 「悠花……頼む。もう一度やり直したい。俺が愛しているのは君だけなんだ」 そんな言葉に、悠花は冷たく笑った。 「あなたが愛しているのは私じゃない。桐山家の財産でしょう?」 「じゃ、植物状態の男と一生を過ごすつもりか? 俺のほうが幸せにできる」 「少なくとも彼は、愛を口にしながら他の女を膝に乗せたりしないわ」 だがある日――。 眠っているはずの夫の秘密に気づき始めた悠花は、ついに彼を追い詰める。 「……もう隠しきれないな」 そう呟いた直紀は彼女を抱き寄せ、低く微笑んだ。 「これからは好きなように生きればいい。何があっても、俺が守る」 眠る当主と契約結婚したはずが、待っていたのは甘く独占的な溺愛生活だった――。
54「不倫女」と捨てられた私、六年後に夫の子連れで戻ったら――後悔した夫が溺愛暴走
連載中·82話·23.5万字
六年前、さやかは思いがけず一夜を過ごしてしまった。 達也は彼女を「不倫女」だと責め、離婚届を突きつけて家から追い出した。しかも、さやかには一銭も渡さず、すべてを奪った。 それから六年。 子どもたちを連れて戻ってきたさやかを見て、達也は彼女の隣に立つ、自分そっくりの小さな男の子に目を奪われる。 そして、ようやく気づいた。 六年前の「不倫相手」が、ほかでもない自分自身だったことに。 達也は後悔と驚き、そして隠しきれない喜びに襲われる。 以来、冷徹なエリート社長は一変した。さやかにまとわりつく甘えん坊と化し、毎晩のように彼女のベッドへ潜り込もうとする。 そんなある日、さやかが別の男と結婚すると聞いた達也は、ホテルへ乗り込み、結婚式の会場をめちゃくちゃにした。 「お前の夫はまだ死んでないんだぞ!」 その場にいた全員が、あまりのことに目を見開く。 長男は呆れたように首を振った。 「こんな男、僕は知らない」 次男は嫌そうに目を覆う。 「恥ずかしすぎる。見てられない、ほんとに見てられない」 三男は心配そうに呟いた。 「……パパ、今夜ママに怒られるよ」 四男は眉をひそめ、顔をしかめたまま。もはや言葉もない。 ただ一人、ドレスを着た末娘だけが達也のもとへ駆け寄り、彼の裾をぎゅっとつかんだ。 小さな首をかしげ、愛らしい声で尋ねる。 「パパ、ママは花嫁さんの付き添いになっちゃダメなの?」 達也、史上最大級の公開処刑が決定――!
55すべてを奪われた花嫁は復讐を誓う御曹司に溺愛され華麗に返り咲く
連載中·62話·12.4万字
※※※「第2回逆転ヒロイン大賞」金賞受賞作※※※ 急成長を遂げた久条財閥の令嬢、久条飛鳥は結婚式当日、人生最悪の裏切りに遭う。 誓いの言葉を問われたその瞬間、新郎から「愛する人が他にいる」と拒絶される。しかも、その相手は飛鳥の親類であり、自ら創業した会社で信頼を寄せていた部下だった。 二人の裏切りに婚礼は一転し、飛鳥を取り巻く人々が醜い本性を露わにしていく。 会社の価値、家同士の利害、莫大な利益。 誰もが見ていたのは飛鳥自身ではなく、彼女が築き上げた会社だけだった。 すべてを失い、花嫁衣裳のまま式場を追われた飛鳥。 そんな彼女に一人の男が近づく。 先代の死を機に衰退した壬生財閥。その若き御曹司・壬生玲士は、祖父の死に関わる久条財閥への復讐と、壬生財閥再興を誓っていた。 冷徹な瞳を向ける怜士の思惑に気づきながらも、行き場を失った飛鳥は彼の手を取る。結婚の裏切りから始まった二人の関係はやがて運命を変えていく。 財閥を巡る陰謀と復讐――その先に待つのは破滅か、それとも愛か。 この度、「第2回逆転ヒロイン大賞」で金賞を受賞しました。 これもひとえに皆様の応援のおかげです。拙著をお読みくださりありがとうございます。
56『コミュニケーション許可局 』(通称:コミ局)
連載中·72話·23.5万字
57今さら愛していると言われても~ スピード婚から三年、 愛されなかった私はもう戻らない~
連載中·68話·19.6万字
電撃結婚から三年。 透子はずっと信じていた。佳祐が冷たく見えるのは、感情を表に出さない人だから。口にはしなくても、自分を深く愛してくれているのだと。 けれど、帰国した彼を、見知らぬ子どもが「パパ」と呼んだ。 その一言で、信じていた三年間が崩れ落ちた。 自分はずっと、裏切られていたのだ。 十年、彼だけを愛してきた。 三年、彼の帰りを待ち続けた。 その果てに耳にしたのは、あまりにも冷たい言葉だった。 「あの時は、彼女と結婚するのが一番よかった。それだけだ。愛情なんてない」 透子は、離婚を告げた。 けれど佳祐も、周囲の誰もが、彼女の決意を本気にはしなかった。 少し拗ねているだけ。そのうち、おとなしく戻ってくる――そう思っていた。 「俺と別れて、あいつに行く場所なんてあるのか?」 ところが、透子は彼の前から忽然と姿を消した。 連絡も消息も、ぷつりと途絶えた。 やがて、佳祐が狂ったように自分を捜し回っていると聞いた。 まさか。 あれほど誇り高く、いつも冷静だった人が、自分のような取るに足らない女のために、我を忘れるはずがない。 そう思っていた。 まばゆいほどの輝きをまとい、再び彼の前に姿を現す、その日までは。 目を真っ赤にした佳祐が、透子を見つめていた。 誰もが遠巻きに仰ぎ見る、若き実業家。 その彼が、衆人環視の中、彼女の前に片膝をついた。 「透子、もう気は済んだだろう? 俺と一緒に、家に帰ってくれないか?」 その瞬間、透子は悟った。 ――佳祐は、本当に正気を失ってしまったのだ。
61離婚後、私は医学界の頂点に立った~元夫の懺悔なんて、もう聞き飽きたわ~
完結済·334話·109万字
「私の人生、もう一度幸せになっていいよね?」 佐藤美咲は、6年間、夫・健一のためだけに生きてきた。 家事も育児も完璧。夫の出世を支え、姑の嫌がらせにも耐え、 「いつか、私の努力が報われるはず」と信じていた。 ――だが、それは幻想だった。 ある日、夫が海外出張と称し、実は初恋の女性と同棲していると知る。 「私の人生、何だったの?」 絶望する美咲に、さらなる悲劇が襲う。 娘・栞奈が緊急手術が必要な重病に……。 それでも夫は「大切な人の誕生日パーティーがあるから」と、病院にすら来ない。 「……もう、終わりにしましょう。」 値踏みされた愛情を引き上げ、離婚届を提出し、娘を連れて颯爽と去る。 再び掴んだキャリアは、かつての主婦の姿を一変させた。 彼女の名前は、世界中の医学誌を賑わせていた。 次々と国際的な賞を受賞していく―― 輝きを取り戻した彼女がそう呟いた時、 かつて高慢だった男は、憔悴しきって彼女の前に跪く。 「美咲……お願いだ、俺だけは捨てないでくれ」 美咲は冷たく微笑み、一言放つ。 「復縁は三億パーセントない!」 ――かつて捨てた妻が、あまりにも輝きすぎていて……! 【登場する名前やストーリーはすべて架空であり、実在のものではありません!!】
63歯牙にもかけないで! ~冤罪令嬢は銀灰の騎士様に甘噛み溺愛される~
完結済·98話·30.3万字
――お願いですから、私のことなど歯牙にもかけないでください!  伯爵家令嬢のクラリスは、病弱な妹のビアンカのため魔法薬を作っていたが、なぜか禁止薬物生成と危険薬草栽培の冤罪をかけられた。それも婚約者であるフランクからの密告で。 騎士団がクラリスを捕まえに来ると、それを理由にその場で婚約破棄を言い渡されてしまう。 冤罪をかけられ傷心のクラリスは、聴取のため半獣人であるキース率いる騎士団第五中隊と共に王都へと向かう。 途中、危険薬草の違法栽培をしていた本物の一味を見つけそのまま捕り物になり、一味は逃げるため畑に火を放つ。 間一髪のところをキースに助けられたのだが、突然酩酊したようになりクラリスは首筋を甘噛みされてしまった! 婚約も破棄され令嬢としての評判を傷つけられたクラリスと、自分が必ず責任を取ると宣言するキース。 銀灰の騎士と呼ばれるほどの端整な顔立ちのキースは、根っからの堅物で女性が苦手なのだが、なぜかクラリスにはわけもわからず甘嚙みをしかけてしまう。 半獣人といえども甘噛みは獣人の求婚行動。 そのたびに慌てふためくクラリスと戸惑うキース。 騎士団の仲間や獣人たちで結成される獣師団の面々も見守る中、そんな不器用な二人の距離も徐々に近づいていくのだが――。 *第二部は6月2日(月)更新より再開いたします。
65一 劫《こう》年の 蓮姫《カムラ》【1】~40億年いのちのスゴロク
完結済·309話·40.2万字
残酷描写有り性描写有り
※紹介文末尾に補足(追記)しました。 不老不死の少女40億年遡る壮大な一人旅 17歳のカムラは大切な母にひどい言葉を言い後悔していました。そんな中彼女は不思議な薬を飲みます。それは永遠に若くいられるけど40億年遡り永遠に生きる呪いの薬でした。 カムラは気づいたら40億年前の地球にいました。そこには人間どころか動物さえまだいません。 カムラは母親、そして些細なすれ違いから疎遠になった大切な親友の少女の事を片時も忘れたことはありませんでした。 カムラは神様からの罰でこんな場所に放り出されたのかもしれません。 カムラはサイコロを振りながら、いろんな時代を旅することになりました。恐竜がいる時代、人間が生まれる時、未来の世界など、いろんな時代を行き来します。 その旅の中で、カムラは素敵な風景を見たり、いろんな時代の愉快な仲間たちと出会ったりします。 でも、永遠の命はずっと一人でいることも意味します。愛する人と別れ、新しい出会いを繰り返すことになるのです。 カムラはこの長い旅の中で、自分自身と向き合い、世界の本当のことを知ろうとします。これはただ逃げるための旅ではなく、自分の心の平穏を見つけるための旅でもあります。 カムラはこの呪いから逃れ、母親、そして親友の女の子に謝って、本当の幸せを見つけることができるのでしょうか。 ※追記(編集部向け補足) 本作は約10万字の完結作品で、章ごとに分割しやすい構成になっています。 「不老不死 × 40億年の旅」という壮大なSF設定を持ちながら、読者が毎日の隙間時間でも負担なく読み進められるよう、難解な理屈よりも感情の流れを重視した読み味にしています。 カムラが旅の中で出会う“時代ごとの仲間たち”や“別れの積み重ね”は、世界観の奥行きを支えつつ、物語の核である 家族への後悔、親友とのすれ違い、そして心の再生 という普遍的なテーマへと収束します。 そのため、壮大な世界観を持ちながらも、 青春ドラマ・家族ドラマの棚に自然に置ける感情中心の作品として編集部が扱いやすい構造になっています。 【類似する読後感】 • Key作品(喪失と再生/壮大な時間スケール/感情の回復)
67夫のアレルギーを20年気遣った私。幼なじみの夫は部下と浮気―証拠を会社に送り、指輪を叩き返して海外へ。夫は後悔に狂った
連載中·22話·6.4万字
バレンタインデーの夜、瀬名莉子はレストランからの電話で、夫の柊征志が二人席を女性部下の望月灯のために確保していたことを知った。 そのときも彼女は、夫のために確認していた。 「ボタンエビは別のものに替えてください。スープのベースも、ソースも、焼き台も、別々にしていただけますか」 ところが柊征志から届いたのは、こんなメッセージだった。 「急に今夜、客との会食が入った。レストランには行けなくなった」 望月灯の限定公開の投稿には、こう書かれていた。 「一番予約が取れない席を私のために取ってくれてありがとう。今夜のお酒はとても甘かった。あなたの言葉はもっと甘かった」 写真の隅には、柊征志がいつも持ち歩いているアレルギー薬のケースが写っていた。 テーブルにエビやカニがあると知りながら、彼は席に着いていたのだ。 莉子は泣かなかった。 写真も、予約記録も、コンサートの動画も、すべて保存した。 その夜、オフィスで柊征志が望月灯の後頭部を押さえている姿を目にした莉子は、結婚指輪を彼に叩き返し、離婚協議書を差し出した。 「柊征志、私たち離婚しましょう」 証拠は双方の両親と会社に送られた。望月灯は異動させられ、柊征志は社内中で噂される浮気男となった。 交通事故の後、彼は莉子に病院へ来てほしいと懇願した。 莉子はただ一言、返した。 「私とあなたは、もう何の関係もありません」
68星屑彼方の君とあの夏の旅
完結済·328話·41.2万字
残酷描写有り暴力描写有り
※紹介文末尾に補足(追記)しました。 せかい は”みえないかたち”でできている 七夕の日、二人の旅の終着点には、どこまでも伸びる壮大な天の川を背景に、まるで羽衣伝説のように幻想的な5次元の世界と、胸を打つ感動の瞬間が待っていた。 信越の田舎に住む天文学者の青年ひかると空想好きな女子中学生愛理栖。 二人は愛理栖の本当の名前を探すために ひと夏の旅に出ます。 SFと恋愛が交差する物語の中で、二人は時間と空間を越え真実の先にある愛を見つけることができるのでしょうか。 七夕の日、二人の旅の終わりに待っているのは、幻想的な5次元の世界と、深い感動の瞬間。 果たして、ひかると愛理栖は真実の愛を見つけ、運命の結末を迎えることができるのでしょうか。心温まるSFファンタジーが、今ここに。 「一緒に、私の名前、探してもらえませんか?」 これは、 信越《しんえつ》の田舎を舞台に ぼくと愛理栖《アリス》が 名前をさがし旅をする ある夏・ものがたり。 ※追記(編集部向け補足) 本作は約10万字の完結作品で、章ごとに区切って掲載・書籍化しやすい構成になっています。 「SF×恋愛×夏の旅」という王道の情緒を軸にしながら、専門的な理屈よりも感情の流れを重視した読みやすさを意識しました。 読者が“毎日の隙間時間でもストレスなく読み進められる”よう、難解な設定を排し、感情の起伏と二人の関係性の変化を中心に据えています。 また、舞台となる信越の田舎や天文学のモチーフ、七夕の象徴性など、 深掘り可能な世界観の奥行きを持ちながらも、物語の核は「名前を探す旅」というシンプルで普遍的なテーマです。 そのため、青春恋愛レーベルの棚に自然に置ける読み味を備えています。 【類似する読後感】 • Key作品(感情の揺れ・夏の情緒・切なさと希望の構造)
69義父の介護が終わったら離婚しろ、そう言った伯爵は妻だった聖女に破滅させられました
連載中·11話·1.5万字
暴力描写有り性描写有り
「そんなみすぼらしい姿で伯爵夫人を名乗り続けるつもりか。恥を知れ、オディリア」  寝たきりだった義父の葬儀の夜、二十年間の介護から解放された妻に夫が与えた言葉はそれだった。  伯爵夫人オディリアは僅かな治癒能力と痛みを和らげる『緩和』などの能力を持つ。  貧しい男爵家の四女に生まれた彼女はその力を使い『安らぎの聖女』と呼ばれながら病院で働いていた。  しかし忙しいながらも患者に感謝され充実していた日々は数年で終わりを告げる。  レイモン伯爵家の当主である現夫ガスパールが強引で性急な手段でオディリアを妻にしたのだ。  無理やり処女を奪った後で求婚するという卑劣な方法で。  そこまでして彼女を妻に迎えたかったのは、一年前に落馬し全身不随になった父の介護の為だった。  治すことのできない痛みを日夜訴え続ける義父にオディリアは緩和の力で安らぎを与え続けた。  誰にも代わって貰う事の出来ないその仕事に彼女の二十年と若さは奪われた。  それでも義父から感謝の気持ちが伝わってきたからオディリアは耐えられたのだ。  けれど、彼の息子であるガスパールにはそのような気持ちなど一切なかった。  荷物をまとめて出て行けとオディリアに冷たく言い捨てたのだ。それが自らの破滅を招くとも知らずに。 
71美男美女の価値でも下げてやろうかしら(通称:美男女下げ)
連載中·22話·6.8万字
作品紹介 美男美女の価値を下げたい女が、結果として「人の価値は見た目だけでは決まらない」と証明してしまう話。 巨大企業グループと約一兆円相当の資産を受け継いだ、鳳美桜二十三歳。 美しい妹たちと比べられ、百回の見合いに失敗してきた彼女は、ある日こう思いつく。 「美男美女の価値でも下げてやろうかしら」 動機は私怨。 発想も悪趣味。 けれど、美桜は約束と公平を守り、分からないことは専門家に任せる。 秘書の斉藤真由は、美桜の危険な本音を社会で通用する形へ変換。 テレビ局のプロたちも本気で仕事を始める。 その結果。 美男美女を貶めるはずだった企画は、なぜか「見た目以外の価値」を次々と浮かび上がらせていく。 最低な意図が、最高の結果になる。 一兆円を持たせてはいけない女が始めた、現代社会派お仕事コメディ。 【お知らせ】 毎週月・水・金の更新を予定しています。 ただ、『RE:LAY』や『コミュニケーション許可局』の執筆、そして本業との兼ね合いもあるため、状況によってはお休みする日があるかもしれません。 無理なく長く続けていきたいと思っていますので、その際は気長に待っていただけるとうれしいです。 基本は週3回更新。 これからよろしくお願いします。
74マイグレーション ~警視庁公安部第六課 突発性脳死現象対策室~
連載中·204話·53.9万字
残酷描写有り暴力描写有り
*毎週日曜日の18時頃に更新しています! ある日を境に、脳死となった遺体が東京を中心に日本全国で発見された。 発見された遺体には外傷も脳出血もなく、何の予兆もなしにある日突然に起こることから突発性脳死現象と呼ばれた。 しかし、この現象は真相とは少し異なる。 日本政府は真相を世間に公表することはせず、秘密裏に警視庁公安部に名目上の対策室を作った。 それが「警視庁公安部第六課 突発性脳死現象対策室」である。 六課では、なぜか現役の高校生などが所属する特殊な構成となっていた。 内気な性格の高校生である伊瀬祐介(いせ ゆうすけ)は、ある事がきっかけでその六課に特別捜査官として配属されることになる。 そして伊瀬は、転校先のクラスで隣の席となった天野悠真(あまの ゆうま)と出会う。 実は、天野は伊瀬と同じ六課に所属する特別捜査官であった。 配属初日と転校初日が重なっていた伊瀬は慣れない環境に戸惑いながらも、天野やクラス委員の佐藤陽貴(さとう はるき)、清水咲希(しみず さき)と昼食を共にコミュニケーションをとっていた。 少しずつ新しい環境に慣れてきた伊瀬だったが、突如として伊瀬と天野の二人に事件が起きたことを知らせる一報が入った。 転校・配属早々に、伊瀬にとって最初の事件が始まろうとしていた―― *この作品はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。
75婚姻届提出当日、彼氏が異母妹と結婚!?キレた私は一千億を手に植物状態の御曹司に嫁ぎました
完結済·250話·67.3万字
森本青葉は、四条千弘を五年間、ひたすら愛し続けてきた。 彼にすべてを捧げて、ようやく迎えた――婚姻届を提出する、その日。 けれど彼は現れなかった。 代わりに役所に現れたのは、「余命わずか」と語る初恋の女と並んだ、彼の姿だった。 その瞬間、青葉の中で何かが静かに切れた。 やがて青葉は、一本の電話をかけた。 「……一千億。振り込まれたら、結婚する」 その日のうちに――青葉の夫となったのは、K市で“最も高貴な男”と呼ばれる存在、伊谷健史。 だが彼は、眠りの“植物人間”だった。 この結婚は取引。そう思っていた。 誰にも遠慮することなく彼に話しかけ、気まぐれに触れ、状態を確かめる日々。 けれど青葉は知らない。その男は、すでにすべてを“聞いていた”ことを。 彼は彼女の声に耳を澄ませ、やがてそれを待ち、求め、手放せなくなっていく。 触れられるたび、抑えきれないほどに心が揺れていた。 ――そして、ある日、千弘が現れ、跪いて復縁を懇願する。 「頼む、戻ってきてくれ……!」 青葉はただ、冷たく笑った。 「お断りします」 追い詰められた彼は叫ぶ。 「いつ目覚めるかもわからない男のそばにいるくらいなら、俺のところへ――!」 その言葉が終わる前に、“目覚めるはずのない男”が、静かに歩み寄り、青葉を抱き寄せた。 「……誰が、目覚めないと言った?」 低く囁くその声は、どこまでも甘く、危うい。 「青葉。今まで君が俺を守ってくれた――これからは、俺が君を守る番だ」
76夫が愛人を喜ばせるために私と偽装離婚したので、私は彼の宿敵と電撃結婚した
完結済·25話·5.5万字
性描写有り
77この度、猛獣公爵の嫁になりまして
完結済·58話·18.4万字
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。 家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。 そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。 というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。 けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。 そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。 ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。 それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。 そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。 一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。 これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
79結婚式当日に婚約者に捨てられた私、三日後に東京一の財閥御曹司に嫁ぎました
完結済·32話·11万字
82妹に婚約者を奪われ、子供まで押し付けられて冷血伯爵と名高い相手に嫁がされましたが、何故か溺愛されています
完結済·210話·34.2万字
性描写有り
84誇り高い悪役令嬢は冷たいのではなく、不器用なだけです 〜それを理解するのはライバル令嬢だけ〜
連載中·42話·19.7万字
【第一部完まで執筆完了済み。物語は第二部以降へ続く構成で、コンテスト終了後に続編の執筆を検討します】 誇り高く、公平であろうとするほど、わたくしは冷たい悪役令嬢として誤解されてしまう──。 王立貴族学園に通う公爵令嬢ルミアは、王太子の形式上の婚約者でありながら、周囲から「傲慢で苛烈な悪役令嬢」と恐れられていた。 けれど本当の彼女は、弱い立場の者を人知れず守り、不正や理不尽を見過ごせないだけの、不器用で真面目な少女だった。 そんなルミアの本心に、なぜか誰よりも早く気づいたのは、眩しいほど社交的で、誰からも愛されるライバル令嬢ラフィー。 鋭すぎる言葉で誤解を招くルミアの真意を、ラフィーは“受け取れる言葉”へと翻訳し、孤立していく彼女の隣へ当たり前のように立ち続ける。 しかし、学園は優雅な遊び場ではない。 そこは派閥と噂と婚約が絡み合う、小さな宮廷。 席次、招待状、提出物、証言──あらゆるものが誰かを貶める武器へ変わり、王太子からの冷遇はやがて、ルミアを「悪役」として公に裁く断罪の舞台へと繋がっていく。 奪われる評判。失われていく居場所。 それでもルミアは、ただ誰かに救われることを選ばない。 ラフィーと手を取り、噂には記録を、陰謀には証拠を、歪められた正義には自分自身の言葉を携えて──自分を悪役に仕立てた筋書きそのものへ立ち向かっていく。 そしていつしか、彼女は問い直すことになる。 誰かに決められた婚約でも、押しつけられた「悪役」という役割でもなく。 これから自分は、誰の隣に立ちたいのか。 これは、冷たいのではなく不器用だった悪役令嬢が、唯一その心を理解してしまったライバル令嬢とともに、自らの名誉と未来を取り戻していく物語。 守るための厳しさが救いへ変わり、奪われる側だった少女が自分の幸福を自分で選び直す、悪役令嬢×逆転×百合の異世界恋愛です。 ※この作品はカクヨム・小説家になろうにも掲載しています。
86結婚式前夜、婚約者は十年想い続けた女と一夜を共にして逃げました。私が彼の親友と結ばれたら、今さら泣いて後悔しても遅いです
連載中·10話·2.4万字
結婚式を翌日に控えた夜。 周防澄は、式場のホテルで、十年間想い続けてきた女性からの電話を受けた。 そして婚約者の大江遥を残し、その女性のマンションへ向かった。 午前四時。 遥は三度、電話をかけた。 彼が出ることは、一度もなかった。 迎えた結婚式。 牧師が誓いの言葉を問いかけると、澄はその言葉を遮った。 「誓えません。この指輪は、本当に贈るべき人のために取っておきたいんです」 会場は静まり返った。 誰もが、遥が彼の頬を打つと思った。 けれど、彼女はそうしなかった。 そっと歩み寄り、彼を軽く抱きしめた。 そして脇の出口へと促し、こう告げた。 「絶対、幸せになってね」 そのあと遥は、ホテルの出口に一人で立ち、帰っていく三百人以上の招待客に、何度も頭を下げて詫びた。 やがて裸足のまま、ウェディングドレスの裾を泥に汚し、冷たい雨の中へ一人、歩き出した。 その後、澄は想い人を追って東北へ向かった。 持ち金をすべて使い果たし、新居にするはずだった家に、彼女とその娘を住まわせた。 彼が途方に暮れたとき、遥は受け取っていた結納金を返した。 婚約指輪も、贈られたジュエリーも売り、そのお金をすべて彼の口座へ振り込んだ。 添えた言葉は、たった一つ。 「これで、貸し借りはなしね」 カフェで澄が彼女の腕をつかんだときも、遥は静かに言った。 「周防くん、手を離してください」 彼女のクラウドアルバムに残された、十七歳の頃の一枚の写真。 それを目にして初めて、澄は知った。 遥もまた、十年間、自分を想い続けていたのだと。 そして、そんな彼女の隣には、ずっと一人の男がいた。 川瀬陸。 叶わなかった恋がある。 その先で、本当に結ばれるべき人と出会うために。
88罪与の商人
性描写有り
連載中·151話·58.5万字
残酷描写有り暴力描写有り
【人外と少女 すれ違う恋のダークファンタジー】 平和な世界の裏側で、密かに魔物を売り買いする男がいる。 人は彼を──『罪与の商人』と呼んだ。 その正体は、人間に擬態する魔物オクルス。 東方ガットランドの辺境国サルダン。 ある依頼を受け、彼はその国へ赴く。 そこで出逢ったのは、ハーフエルフの少女サニード。 拒絶され続け、愛情に飢え、それでも、生きるために娼館に身を置く少女。 彼女を見た瞬間、オクルスの目がわずかに揺らぐ。 他者の感情に興味を示さない魔物と、愛情に飢えた少女。 ふたりは、ひとつの取引を交わす。 それが救いとなるのか、それとも新たな罪となるのか。 やがて彼らは、領主の跡取りを巡る兄弟の骨肉の争い、その裏側に潜む陰謀へと巻き込まれていく。 罪を売る魔物と、罪に触れた少女。 交わるはずのなかった出逢いが、静かに、確実に、国の均衡を揺らし始める──。 ーーー ※同著者作品『褐色系美少女剣士が、お喋りな魔剣に溺愛されて、親の敵討ちに出る物語』と同一世界観です(こちらはコメディ寄り)。 ※本作は同著者作品の中でも、シリアス寄りの展開となります。軽快な部分もありますが、ダーク寄りです。 ※性的描写および残酷描写を含みます。 ーーー 表紙絵使用フォント: フォント:零ゴシック フリーダウンロード:https://flopdesign.booth.pm/items/2658538
89産後一ヶ月、私と娘を放って従妹の息子を溺愛する夫――もう限界なので、娘を連れて離婚します
性描写有り
連載中·100話·36.5万字
残酷描写有り暴力描写有り
出産から一ヶ月。 三浦美月は、生まれたばかりの娘・光を抱きながら、夫の駿が迎えに来るのを待っていた。 ところが彼は「仕事がある」の一言で姿を見せない。 妊娠中も、出産の日も、産後もずっと同じだった。 ――私は丈夫だから。 一人でも平気だから。 そう信じて耐えてきた美月だったが、その日、偶然訪れたホテルで残酷な光景を目にする。 そこにいたのは、夫の従妹・紬と、その息子を愛おしそうに抱く駿だった。 自分の妻には一度も向けなかった優しい笑顔。 妊娠中から付き添い、出産にも寄り添い、一ヶ月祝いまで盛大に開く夫。 しかも彼が祝いの品として差し出したのは、美月の母が光のために託した一族の家宝だった。 「君は強いから大丈夫」 「紬は体が弱い。君とは違う」 その言葉を聞いた瞬間、美月の中で五年間守り続けてきた愛が完全に死んだ。 家宝を取り返し、夫に突きつけた言葉はただ一つ。 「離婚しましょう」 ところが駿は、美月の決意をただの嫉妬と産後の情緒不安定だと思い込み、さらに彼女が命を削って完成させた大型プロジェクトの功績まで紬に与えようとする。 挙げ句の果てには、美月の母乳さえ紬の息子に与えろと言い出して――。 妻だから、母親だからと耐えるのは、もう終わり。 娘のため、奪われた誇りのため、美月はすべてを取り戻すことを決意する。 しかし、夫が異常なまでに紬を庇う理由と、二人が五年間隠してきた過去が暴かれたとき、この離婚は誰も予想しなかった泥沼へと変わっていく――。
90黒川社長、その署名で親権を失います
連載中·84話·29.6万字
日和には、結婚生活にまつわる二つの秘密があった。 一つ目は、黒川家が彼女を嫁として認めていないこと。 一族は理玖を騙し、本人がそれとは知らないまま、結婚前に離婚合意書へ署名させていた。 二人の結婚に許された時間は、わずか七年――。 そして、もう一つは……日和が理玖に隠れて、娘を産んでいたことだった。 結婚して七年。理玖は、自分に五歳になる娘がいることを知らない。 七年ものあいだ、ひたすら尽くし続ければ、いつかは彼の冷え切った心も溶かせる。日和はそう信じていた。 しかし、離婚合意書が効力を持つまで、あと三か月。 そのとき初めて、日和は夫にも秘密があることを知る。 ――理玖が愛していたのは、弟の婚約者だった。 この七年間、彼に捧げてきたすべてが、まるで滑稽な茶番だったかのように崩れ落ちていく。 心が完全に死んだ日和は、娘の存在を明かさないまま、きっぱりと離婚を選んだ。 やがて彼女は、誰からも見下される専業主婦から再び頂点へと返り咲き、最年少の医学賞受賞者となる。 その頃になってようやく、かつて日和を顧みようともしなかった理玖は思い知った。 彼女がずっと前から離婚を決意していたことを。 そして今はもう、自分など少しも必要としていないことを――。 さらに、隠されていた娘の存在まで世間の知るところとなる。 これまで誰にも執着したことのない冷淡な男は、大勢が見守るなか日和の行く手を塞ぎ、噛みつくように問い詰めた。 「離婚して、子供だけ連れていくつもりか? 日和、俺に死ねと言ってるのか」 日和は娘の手を握り、淡く微笑む。 「よく聞いて。この子は私の娘よ――黒川の姓は、名乗らせない」
95私生児ができた夫と離婚したら、ずっと私に片思いしていた御曹司のお義兄さんに絶賛溺愛中
完結済·199話·27.8万字
陽菜は九年も光哉と共に歩んできた。 無名の貧しい青年だった彼が、やがて若き実業界の逸材へと成り上がるまで、すべてを支えてきたのは彼女だった。 だが、光哉が成功を手にしたその時、陽菜は目の前で現実を突きつけられる。妊娠した秘書を抱き寄せる夫の姿を、はっきりと見てしまったのだ。 その瞬間、陽菜は目を覚ます。離婚届を突きつけると、光哉は嘲るように笑った。 「俺と別れて、子どもも産めない女を誰が欲しがる?」 絶望のまま背を向けた陽菜は豪車にぶつかりそうになる。 車内から現れたのは、金縁眼鏡の奥に深い眼差しを宿した男。 「……久しぶりだな。ずいぶんと、ひどい人生を送ってるじゃないか」 かつてのお義兄さん・木崎巧斗。 今や彼は財閥の後継者となっていた。 巧斗は陽菜を家に連れ帰り、「借りは働いて返せ」と口では冷たく言う。 しかし彼は、陽菜が理不尽に責められれば庇い、酔わされそうになれば助け出し、その守りは次第に陽菜の両親さえも黙認するほどだった。 やがて陽菜は知ってしまう。壁一面に貼られた自分の写真。日記に綴られていた、十年にわたる抑え込まれた片想い。 本当に愛してくれていた人は、ずっとそばにいたのだと。 一方、元夫はようやく陽菜が木崎家の令嬢だったという事実に気づく。 雨の夜、跪いて復縁を乞う光哉。だがその目の前で、陽菜は巧斗の腕に抱き寄せられる。 「俺の妻に近寄るな」
上部へ移動